商品紹介
・昆虫成長制御剤(IGR)であり、カメムシ目の一部であるウンカ類、ヨコバイ類、ヒメヨコバイ類、カイガラムシ類、コナジラミ類に特異的に高い効果を示す。
・殺虫作用は脱皮阻害であり、幼虫の齢末期~脱皮時に死亡させる。殺成虫力は全くないが、産卵を抑制したり、ふ化しない卵を生ませることで次世代の増殖を少なくし、密度抑制に寄与する。
・蚕、ミツバチや天敵類への影響は少ない。
参考資料
【注意事項】
- ・使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
- ・散布液調製後はできるだけ速やかに散布する。
- ・本剤を本田の水稲に対して希釈倍数300倍で散布する場合は、所定量を均一に散布できる乗用型の速度連動式地上液剤少量散布装置を使用する。
- ・本剤は成虫を直接殺す作用がないので、幼虫主体の時期に散布するのが望ましい。また、その場合、薬剤散布後も幼虫は直ちに死亡せず、死亡までに3~7日を要するので十分留意する。
- ・成虫の防除を必要とする場合には、成虫に有効な薬剤と組み合わせて使用する。
- ・本剤の散布適期は、本剤の性質から害虫発生初期の比較的低密度の時期であり多発時の散布は直ちに密度を低下させることが出来ないので、その場合は速効性のある薬剤と組み合わせて使用する。
- ・すだちのミカンネコナカイガラムシ防除に使用する場合は、本種が寄生する土壌中の細根部にしっかり薬液が行き渡るよう樹冠下の地面に灌注するのが効果的である。
- ・かきに使用する場合、幼果期以降に散布すると果皮に薬害を生じるおそれがあるので、必ず開花期までに使用する。
- ・かきに使用する場合は、施設栽培での散布は薬害を生じるおそれがあるのでさける。
- ・なしの萌芽期から新梢伸長期に使用する場合、薬液が乾きにくい条件下では、葉に褐色斑点等の薬害が生じるおそれがあるので、注意して使用する。但し、施設栽培ではこの時期での使用をさける。
- ・適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
- ・本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合には病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。