
ベネビアOD 500ml
商品紹介
チョウ目害虫のほか、アブラムシ類、コナジラミ類、アザミウマ類、キスジノミハムシなど広範囲な害虫に高い効果を示します。 10~14日間の残効性を示し、散布剤として長期間、作物を保護します。 天敵、訪花昆虫への安全性が高く、IPMプログラムに組み込むことが可能です。
参考資料
【基本特性】
●有効成分サイアジピル®(一般名:シアントラニリプロール)を有効成分としたジアミド系の野菜散布用殺虫剤です。(IRAC作用機構グループ28)
● 幅広い殺虫スペクトラム(クロススペクトラム*)
アザミウマ類、ハモグリバエ類、コナジラミ類、アブラムシ類、ハスモンヨトウ・オオタバコガ・コナガ等のチョウ目害虫等の広範囲な害虫に卓効を示します。
*広い範囲の害虫に有効な一方で、有用な天敵等に対し影響が小さい作用性をクロススペクトラムと定義しました。
●速やかな摂食行動阻害、およびウイルス病の媒介抑制効果
有効成分サイアジピル®の作用により害虫は筋収縮を起こすので、摂食行動が速やかに止まり、作物への被害を最小限にとどめることができます。(主に食毒で効果を発揮します)また、これによりトマトに発生するバイオタイプQのタバココナジラミなどの害虫が媒介するある種の病害の伝播を減少させる媒介抑制効果も期待できます。
●天敵・訪花昆虫、周辺環境に対する高い安全性
マルハナバチなどの訪花昆虫やスワルスキーカブリダニなどの天敵に対して安全性が高く、IPMプログラムに組み込むことが可能です。
●残効の長さ
長期残効性を示し、散布剤として長期間、作物を保護します。
●優れた浸達性と移行性及び耐雨性
葉面浸達性と局所的な移行性を持つので、害虫の食害部まで有効成分が到達し、効果的な防除ができます。また、この効果により優れた耐雨性を示します。
●抵抗性害虫に優れた効果
既存の薬剤に抵抗性が発達した害虫にも高い効果を示します。
ベネビア®ODは、確かな防除で生産者にとって納得の作物づくりをサポートする殺虫剤です。
効果・薬害等の注意
●使用前によく振ってから使用してください。
●使用量に合わせ薬液を調製し、使いきってください。
●散布液調製後はできるだけ速やかに散布してください。
●アルカリ性の農薬や肥料との混用はさけてください。
●やむを得ず、他の薬剤と混用する場合には、事前に薬害の有無を十分確認してから使用してください。
●アスパラガスに使用する場合、銅剤との混用は薬害を生じるおそれがあるので、混用はしないでください。
●きゅうりに使用する場合、TPNを含む農薬との混用は薬害を生じるおそれがあるので、混用はしないでください。
●トマト及びミニトマトに使用する場合、薬害を生じるおそれがあるので、以下のことに注意してください。
①アゾキシストロビンを含む農薬との混用はしないでください。
②アゾキシストロビンを含む農薬を散布した場合には、散布後2週間以上間隔をあけて本剤を使用してください。
●はくさいに使用する場合、展着剤を加用すると薬害を生じる場合があるので、加用に当っては事前にその適否を確認してください。
●使用液量は、対象作物の生育段階、栽培形態及び使用方法に合わせて調節してください。
●本剤を無人航空機による散布に使用する場合は次の注意事項を守ってください。
1) 散布は散布機種の散布基準に従って実施してください。
2) 散布に当っては散布機種に適合した散布装置を使用してください。
3) 散布中、薬液の漏れのないように機体の散布配管その他散布装置の十分な点検を行ってください。
4) 周辺作物及び周辺物に飛散しないよう特に注意してください。
●過度の連用をさけ、可能な限り作用性の異なる薬剤やその他の防除手段を組み合わせて使用してください。
●つまみ菜・間引き菜には使用しないでください。
●空容器はほ場などに放置せず、3回以上水洗し、適切に処理してください。洗浄水は散布液調整に用いるなど、ほ場等で使用してください。
●本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、とくに初めて使用する場合は、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましいです。安全使用上の注意
●誤飲などのないよう注意してください。
●本剤は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意してください。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
●本剤は皮膚に対して弱い刺激性があるので皮膚に付着しないよう注意してください。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
●散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用してください。作業後は直ちに手足、顔などを石けんでよく洗い、洗眼・うがいをするとともに衣服を交換してください。
●作業時に着用していた衣服等は他のものとは分けて洗濯してください。
●かぶれやすい体質の人は取扱いに十分注意してください。
●蚕に対して影響があるので、周辺の桑葉にはかからないようにしてください。
●ミツバチに対して影響があるので、以下のことに注意してください。
① ミツバチの巣箱及びその周辺にかからないようにしてください。
② 無人航空機による散布で巣箱及びその周辺に飛散するおそれがある場合には使用しないでください。
③ 受粉促進を目的としてミツバチ等を放飼中の施設や果樹園等では使用をさけてください。また、地上散布では散布直後から 1 日後まではミツバチの巣箱を移動させるか、巣門を閉じてください。
④ 関係機関(都道府県の農薬指導部局や地域の農業団体等)に対して、周辺で養蜂が行われているかを確認し、養蜂が行われている場合は、関係機関へ農薬使用に係る情報を提供し、ミツバチの危害防止に努めてください。
●使用残りの薬液が生じないように調製を行い、使いきってください。散布器具及び容器の洗浄水は、河川等に流さないでください。また、空容器等は水産動植物に影響を与えないよう適切に処理してください。
●密栓し、直射日光をさけ、食品と区別して、冷涼な所に保管してください。