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- 使用量に合わせ薬液を調製し、使いきる。
- 水稲の種子消毒の場合は下記の注意を守る。
- 消毒前に塩水選を行なう。
- 消毒後は水洗いせずに浸種又は播種する。
- 薬液の温度は10℃以下をさける。
- 粉衣処理では付着をよくするために予め種子を湿らせ(塩水選水切り後などが適当)湿粉衣する。
- 浸種後処理は種子が鳩胸の時期になるまでに行なう。
- 本剤処理を行なった種子の浸種に当っては次の注意を守る。
- 処理後、種籾を十分風乾してから行なう。
- 浸種は停滞水中で行なう。
- 種籾と水の容量比は1:2とし、水の交換は行なわない。ただし、水温が高く種籾が酸素不足になるおそれがある時は静かに換水する。
- いもち病に対する本剤の育苗箱灌注処理は、本田で発生するいもち病に対しては効果が期待できないので注意する。
- 薬剤が育苗箱からこぼれ落ちないように処理する。また、土壌全面に不透水性無孔シートを敷くなど、薬剤処理後の灌水による土壌への浸透をさける。
- きゅうり、トマトに対して灌注処理する場合は、誤って高濃度で処理すると、退色や生育抑制等の薬害を生じることがあるので、所定濃度を守る。
- たまねぎ、いちごに対して苗根部浸漬処理する場合は、誤って高濃度で処理すると、いちごでは活着不良、たまねぎでは、初期生育遅延等の薬害のおそれがあるので、使用方法を厳守する。
- いちごの萎黄病防除に使用する場合、特に多発地では植付前の土壌くん蒸と本剤処理とを組み合わせるとより有効である。
- こんにゃくの乾腐病防除に使用する場合は、種芋の芽基部を上に向けて並べ、散布液が芽基部に充分かかるように1㎡当り100mL散布する。
- 麦類の雪腐病防除に使用する場合、散布は根雪近くに行う。
- なすの半身萎凋病に対して灌注処理する場合は、定植前及び定植時処理では葉の黄化、生育抑制等の薬害を生じるおそれがあるので定植後に処理する。
- りんごのモニリア病に使用する場合、多発条件下では効果が劣ることがあるので、発病初期に時期を失しないように散布する。
- なしの枝枯病、胴枯病に対してマシン油乳剤で希釈して塗布する場合は、病斑部及びその周辺に1~2回塗布する。なお、病斑部を削り取った後塗布する場合は木質部が見えない程度に表皮を薄く削る。また、マシン油乳剤はベンレート水和剤に加用の登録のある剤を使用し、マシン油乳剤の注意事項を確認のうえ使用する。
- かんしょの基腐病に使用する場合は、苗全体が薬液に浸かるように処理する。
- 桑の胴枯病に使用する場合の散布適期は9月上・中旬である。
- ハウスなどの常温煙霧用として使用する場合は下記の注意事項を守る。
- 煙霧用として使用する場合は専用の常温煙霧機により所定の方法で煙霧する。特に常温煙霧装置の設定及び使用にあたっては病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
- 作業はできるだけ夕刻行ない、作業終了後6時間以上密閉する。
- たばこ腰折病に対し親床で使用する場合は薬害を生じるおそれがあるので、希釈倍数は2000倍とし、散布量は1m²当り1~2Lとする。また、発芽期には使用しない。
- 水耕栽培でトルコギキョウを栽培する場合には、廃液は環境中に流出しないように適切に処理する。
- みずかけな(水掛菜)に使用する場合は、ほ場内に水がない状態で使用する。また、使用後14日間は入水しない。
- 本剤及び同系統の薬剤の連続使用によって薬剤耐性菌が出現し、効果の劣った例があるので過度の連用をさけ、なるべく作用性の異なる薬剤を組み合わせて使用する。
- 本剤を使用した場合には、チオファネートメチルを含む剤を使用しない。ただし、種子への処理、種籾への処理および塗布処理を除く。
- 本剤はエトフェンプロックス乳剤またはダイアジノン乳剤と混用した場合、凝固物を生成するため混用をさける。
- 適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤を初めて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、普及指導センタ-、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
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