有効成分:アセキノシル[3-ドデシル-1,4-ジヒドロ-1,4-ジオキソ-2-ナフチル=アセタート] 15.0%
- 各種ハダニ類に効果が高く、他剤に抵抗性がついたハダニ類にも優れた効果があります。
- ハダニの各ステージに効き、特に成幼虫に速効性を示します。
- 温度による効果差が少ないので、時期を問わず使用できます。
- 有用昆虫や天敵類に影響が少ない薬剤です。
参考資料
【注意事項】
- ボルドー液などのアルカリ性の強い薬剤との混用はさける。
- 本剤は植物体への浸透移行性がないので、葉の表裏にむらのないよう均一に散布する。
- ハダニ類は繁殖が速く、密度が高くなると防除が困難になるので、発生初期にむらのないようていねいに散布する。
- 本剤の連続散布はハダニ類の本剤に対する抵抗性を発達させる恐れがあるので、年1回の使用とし、他の殺ダニ剤との輪番で使用する。
- 本剤を施設栽培温州みかんに使用する場合、果実に薬害を発現させる恐れがあるので開花後の使用はさける。
- ぶどうに使用する場合、落花20日以降袋掛け前までの散布は果粉溶脱や汚れを生じることがあるので注意する。
- いちごに使用する場合、新葉の葉裏に褐変症状の薬害を生じることがあるが、その後の生育に影響は認められない。
- エンサイに使用する場合、処理葉に油浸状の薬害を生じることがあるので注意すること。
- 周辺の作物、特にばらにかかると薬害を生じることがあるので十分注意して散布する。
- 散布量は対象作物の生育段階、栽培形態及び使用方法に合わせ調節する。
- 散布器具、容器の洗浄水及び残りの薬液は河川等に流さず、容器は環境に影響を与えないよう適切に処理する。
- 本剤の使用に当っては、使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意する。特に適用作物群に属する作物又はその新品種に本剤をはじめて使用する場合は、使用者の責任において事前に薬害の有無を十分確認してから使用する。なお、病害虫防除所等関係機関の指導を受けることが望ましい。
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