有効成分: チアメトキサム:10.0%
アクタラ顆粒水溶剤の特長は、殺虫活性幅が広いこと、および優れた浸透移行性による作物のすみずみまで行き渡る予防効果です。
また、作業者に対する安全性(普通物)のみならず環境に対する安全性や作物に対する安全性を併せ持っております。
アクタラ顆粒水溶剤の特性は、作物によって異なりますが概ね以下のようになっております。
(1)野菜類における特性と上手な使い方
- アブラムシを中心とした散布防除で、ハモグリバエ、コナジラミ、アザミウマ類の予防防除が可能です。
- ハモグリバエに対しては、卵から幼虫が孵化した時がもっとも効果的です。1令幼虫には効果がありますが、成長した幼虫には効果が劣ります。‘絵描き’が始まる前の発生初期に予防的に使ってください。
- アザミウマ類に対しては、主に幼虫の密度抑制効果があります。成虫の飛び込みが頻繁な場合は、成虫に対して速効的なアファーム乳剤などで防除をします。幼虫の密度を効率的に抑制しますので葉や果実の被害軽減効果があります。
- ばれいしょなどアブラムシを単独で防除する場合、3000倍濃度で経済的な防除が可能です。
(2)果樹・茶における特性と上手な使い方
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落葉果樹類では、アブラムシを中心とした散布防除(2000倍)で、アザミウマ類、ハモグリガ、キンモンホソガ、シンクイムシ、コナカイガラムシ、カメムシなどの各種の害虫を同時防除できます。
- かんきつでは、アザミウマ類を中心とした散布防除(2000倍)で、アブラムシ、コナカイガラムシ、カミキリムシ、ミカンハモグリガ、カメムシなどの同時防除が可能です。
- カメムシに対しては約1週間程度の果実被害軽減効果があり、同時防除的に予防できることは大きなメリットとなります。
- 茶では、チャノキイロアザミウマとチャノミドリヒメヨコバイの同時防除が可能です。摘採7日前まで使用できます。